空飛ぶ車いす社長こと加藤健一のブログ

そこに『愛』はあるのか?

昨年9月より、新規事業として障害者の就労支援事業をスタート。就労支援事業とは、一般企業へ就職が不安、あるいは困難な方々に働く場を提供し、知識、能力向上などの訓練を行い、障害者の方の就労を支援するサービスです。

昨年11月に短パン社長御一行様往来

健常者として20年、障害者として18年。

20歳まで健常者として何不自由のない生活を送り小さい頃からの夢を追いかけ、必死で修行に励んでいた矢先。21歳で筋ジストロフィーという病気を患い現在車椅子生活に。

車椅子生活になり、日常生活が180度変わり、歩くことや、立つことも忘れました。僕に残された治療法はなく、現在も尚、病気は進行しています。

外に出かけること、社会に関わること、働くことも今までは当たり前だった。でも車椅子生活になり、それは当たり前でないことを知りました。

同じ日本人でも障害があるだけで、こんなにも違う生活になるということを知りました。

そして今、自分自身がこれまで感じてきたことや経験を生かし、『障害の有無に関わらず誰もが住みよい社会を作りたい』『当たり前が当たり前にできる社会』を目指し、日々様々な活動をしています。

スポーツ文化ツーリズムアワード2018 チャレンジ部門受賞

人は一人では生きていけない。

障害の有無に関わらず誰もが同じ。人は1人では生きていけない。また、今は健康で何不自由のない生活を送っていても、もしかしたら明日病気や事故や怪我で不自由な生活になるかも知れない。

目が見え難くなくなったり、耳が遠くなったり、足腰が弱ったり。人は必ず歳をとり老いていくのです。

そんなことは、まだまだ先のこと。

今はそんな経験がないから、ピンと来ない方や実感が湧かない方も多く、ついつい無関心になってしまうのかもしれません。

実際に、僕もそうでした。車椅子生活になるまでは、どこか他人事として捉えていたのかもしれません。

南陽スカイパークで短パン社長と熱く語る。

ワクワクできる空間 NANYO BASE

『就労支援の新しいカタチを作りたい。』障害者の方が通う施設だけではなく、誰もが気軽に集える場所そんな皆んなの居場所を作りたい。僕の会社があるNANYO BASEには、そんな沢山の夢が詰まっています。

就労支援継続B型施設 LUNAでは、車の軽整備をはじめ、オイル交換、タイヤ交換、洗車や室内清掃などができる設備が整っている、おそらく日本で唯一の場所です。車の軽整備だけではなく、様々なスキルを習得できる事業を展開していきます。

NANYO BASEはこんな感じ。ワクワクするでしょ?

ここで仕事をすると楽しくて帰れない利用者さんが続出。それだけ夢中になれる場所ってこと。そりゃ楽しいよね。大好きな仕事に関われるんだもん。そして、僕も一緒になって夢中になって怒られます笑

あるべき姿ではなく、その人のありたい姿を見据え一緒に向き合うこと

障害の程度によって得意不得意もある。安全や障害だけで判断し、これは無理だろうと決めつけてしまうケースも多くあるんじゃないかな。

本来の支援は、その人の好きなことや得意なことその能力を最大限に引き出し、それをきっかけとして他の可能性を広げてあげること。

障害はマイナスだけではい。障害があるからこそ、逆に他の能力が長けていることもある。その能力を仕事に生かすことも可能だということ。

子どもに障害があり、将来に不安を抱えている親御さんがいます。障害があり様々なことを諦めてしまっている当事者やその家族がいます。

だからこそ、少しでもいいから知って欲しいんです。僕たちには沢山の可能性があることを伝えたい。

そんな沢山の思いに、共感し応援してくれる仲間が全国にいます。その中の1人が短パン社長こと奥ノ谷圭祐さんです。

短パン社長と空飛ぶ車椅子社長のツーショット

就労支援事業LUNAでは、障害や難病を抱えた方が活躍できるステージと居場所を作ること。これが僕の仕事の一つ。

短パン社長は、僕の熱い念いに共感し、昨年11月NANYO BASEを訪れ、こう言ってくれました。

『障害があるとか、ないとか関係ない。車椅子に乗った、ちょっと歳下で同じ立場の社長。けんぼーがやっている活動に共感するし、友達のけんぼーだから一緒にビジネスとして応援したい。』

LUNAを利用する、彼らの表現を通じた経済活動が、社会との共生をはかりつつ、将来的な彼らの経済的な自立につながる応援をするということ。

岡崎社長も応援してくれている友達の一人。

しかも、今回の商品は世界の数多くの高級ブランドにも使っているニットこと岡崎 博之社長のモンテルーチェの糸を使用しているニットのルームウェア。

もちろんKeisuke Okunoya のブランド。この商品の発送の仕事に関わらせてもらえることは本当に幸せです。僕の夢の一つ短パン社長と一緒に仕事をすること。その夢がもう少しで実現します。これまでにない、新しい就労支援のカタチがここからはじまります。

目の前の人の事を大切にする。それが一番大事

そこには、短パン社長の『愛』優しさがあること。それが、周りに対して共感や感動に繋がったりするのだと改めて感じました。

新たな『夢』を持つことができました。

これからも、一歩づつ前に前に歩いていきたいと思います。これからも引き続き熱い熱い応援をよろしくお願いします。

今年は短パン社長と岡崎社長と一緒に空を飛びます‼︎

関連記事一覧

アーカイブ

障害があっても夢を諦めない。

世界初⁈すべり台付きの貸切風呂

日本一優しい珈琲 時の宿 すみれ

TOKYO応援宣言 松岡修造さんと対談

空飛ぶ車椅子ソロフライトに挑戦

PAGE TOP