空飛ぶ車いす社長こと加藤健一のブログ

世界初! 座って最高に気持ちいいジーンズ

「未来を車椅子とファッションを通じて考えるトークショー」

会場の入口から既にカッコいい!

『世界初!座って最高に気持ちいいジーンズ!』フライング・ジーンズ のデビューということで、渋谷のファッションイベント、シブフェス に合わせてトークイベントを開催。

ポスターと素敵でしょ?

「車椅子の僕でも履きやすいジーンズを作ってください」その一言から開発がスタートして約1年半。丸安毛糸の岡崎 博之社長をはじめ、これまで多くの方にご支援ご協力をいただき、今日という日を迎えることができました。本当にありがとうございます。

フライング・ジーンズ開発の物語

開発までの物語は、丸安毛糸のニットこと岡崎社長が、ブログで詳しく書いているのでこちらをご覧くださいね。

改めて、このブログを読んで僕は本当に仲間に恵まれているなぁと感じました。正直、僕達もはじめはこんなに大きな展開になるとは考えていなかった。

車椅子の僕達でも履きやすい、そしてデザインもお洒落なカッコイイジーンズが欲しい。

僕の一言から

「わかった、やってみるよ」そう言って、直ぐに動いてくれた岡崎社長が、とにかく凄いんです。岡崎社長とは、どんな人なのか改めてこちらを読んでくださいね。

創業65年でセーター用の糸、特に変わった糸が得意で、業界で言うとファンシーヤーンと言われる糸の企画、製造、販売に特化している会社の3代目の社長。

岡崎社長は、ニットの良さや楽しさをお客さんに伝えて、一緒に良いものを作りましょうということを、徹底してずっとやってきた。

「ニットを作るうれしさ、楽しさ、そして感動を伝え続けたい」

これが使命なんだと。こうした熱い思いがある岡崎社長だからこそ、フライング・ジーンズは完成できたのだと改めて思います。そして、いよいよプロジェクトはスタートしました。

はじめて岡崎社長の会社を訪問した日

知ることから全てははじまる

僕たちの出会いは、エクスマという、マーケティングの藤村正宏先生の塾で岡崎社長と知り合い、ここで半年間共に学んだことがきっかけ。

エクスマエヴァ17期の仲間

昨日のトークショーの中でも、岡崎社長は話していましたが「僕達が当たり前に利用する駅一つにとっても、車椅子のけんぼーと一緒だともの凄く遠回りをしないと目的地にたどり着けなかったり、健常者なら服を着ることも簡単なのに、車椅子生活だとこうも違うことを知った」って。

けんぼーと一緒にいろんなところに行ったり、行動を共にする中で初めて知ったことがたくさんあった。

だから、けんぼーは今いろんな活動をしてるんだねって。初めて分かったよってそんな風に話してくれました。

そして、僕達の活動を知って賛同してくれて、実際に僕の住む南陽市に訪れ、イベントに参加して、パラグライダーも飛んでくれました。(岡崎社長はとんでないけどね笑)

実際に山形で感じたこと、体験したことをブログでご紹介いただきました。是非こちらもご覧くださいね。

岡崎社長と一緒に対談

心のバリアを解放すること

けんぼーは、車椅子の友人で同じ経営者。「けんぼーを喜ばせたい。けんぼーの夢を一緒に叶えてあげたい。」岡崎社長の優しさと思いから、たった一人の為に作り始めたジーンズは今進化を遂げ、多くの方に共感を生み、喜びや感動に変わっています。

妥協せず何度も打ち合わせを行った

僕たちのアイデアが次々とカタチに

フライングジーンズの開発に関わり「動体裁断」という世界最先端の技術を提供していただいた丸和繊維工業の深澤社長。

深澤社長のお力添えがなかったら、こんなに素晴らしいジーンズは完成しなかった。一番最初のサンプルが出来上がって、僕がそのジーンズを履いた時の笑顔は忘れられない。って深澤社長はおっしゃってくださいました。そして、応援してくれました。こうした、沢山の方が関わって下さり、繰り返し打ち合わせを行い、生地を厳選し、何度も試作を重ね、様々な方にサンプルの試着を繰り返し、ようやくフライング・ジーンズは完成しました。

アパレル業界の低迷

岡崎社長は言います。これまで、ファッション(服)は人の姿と心を美しくしてきました。しかし現在は、美への多様化が進み、服だけがその道具ではなくなってきてしまった為、アパレル業界は残念ながら低迷していると…

だからこそ、これまでの常識的なものや考えから逸脱し、そこに遊び心を加えることで、新たな視点やアイデアが生まれ、新たな価値に変わる。『洋服には、まだまだ人を輝かせ元気にするチカラがある。』健常とか障害とか関係なく、誰もがワクワクできる新たな可能性を秘めている。僕たちはそう信じて新たな挑戦を続けてきました。このジーンズにはそんな沢山の思いが込められています。

幸せの連鎖

僕たちが作るジーンズから、障害の有無に関わらず誰もがワクワクできる製品を。共通していたのは、「 たった1人を幸せな気持ちにさせる事が結果、多くの人たちを幸せにする事ができる。」 ということ。そして、その幸せの連鎖が大きく広がっている。多様な方が、このジーンズを履いて笑顔で街を歩く姿を僕たちは創造しジーンズを作ってきました。

ひとりのハートが世界を変えられる

このジーンズの開発に関わらせてもらえて本当に良かった。岡崎社長、丸和繊維工業の深澤 隆夫社長、関わっていただいているスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

ここからがスタート。フライング・ジーンズがきっかけとなり、多くの方に僕たちの活動を知っていただくきっかけに、障害の有無に関わらず誰もが住み良い社会に、きっと変われる。僕はそう信じています。

そして、このようにここには書ききれないぐらい沢山の方々に関わっていただき、またイベントを盛り上げていただきました。日本初のプロパラアスリートの廣道 純さん、ファッションデザイナーの津野青嵐さん、ファッションクリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さん。司会進行を務めていただいた安堂 サオリさん。ありがとうございます!

また、会場には、短パン社長こと奥ノ谷 圭祐さんをはじめ、平山 晋さん、小林麻耶さんも応援に駆け付けていただきました。そして、会場にお越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、大盛況でイベントを終えることができました!

4月には公式webサイト公開、そして5月にはFlying Jeansの発売が控えています。

皆様引き続き、ご応援よろしくお願いいたします!

岡崎社長のブログでもご紹介いただきました。

フライングジーンズのfacebookページリンク

<flying jeans サイト>https://flyingjeans.jp/

<登壇者>加藤健一(一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアーセンター代表理事)軍地彩弓(ファッションクリエイティブディレクター)廣道純(プロパラアスリート)津野青嵐(ファッションデザイナー)〜司会進行〜安堂サオリ(アナウンサー)

<主催>一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアーセンター

<制作>株式会社ドットフレーム

<協力>丸安毛糸株式会社株式会社プラスディーFREAK’S STORE

<後援>一般社団法人渋谷観光協会

【小林麻耶さんのSNSでご紹介いただきました】


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