毎週木曜日、午前9時から1時間の生放送。エフエムNCVのおきたまGOのラジオ番組『Morningクローバー +(プラス) 』の木曜日を担当しています。空飛ぶ車椅子社長こと加藤健一です。
エクスマ繋がりのお友達のまちこさん@machiko_orpheus との昨日のやり取り。
木曜日は僕のラジオの日って覚えててくれて、淡路島で聴いてくれるって朝ツイートしてくれました。そうなんです。地元山形のローカルラジオなんだけど、インターネットが繋がる環境があれば全世界で聴くことができるんです‼️
だから、山形から遠く離れた淡路島でも聴くことができる。放送のリンクはこちらから。
【インターネット放送のリンク】
http://www.jcbasimul.com/?radio=fm834
#エフエムNCVおきたまGO
毎週ラジオを続けて2年が経ちました。あっという間ですね。毎週リスナーの皆さんから沢山のメッセージや曲のリクエストをいただいています。ありがとうございます。
生放送を聴いてくれたリスナーさんが番組宛にメッセージを送ってくれて僕がそれを紹介する。こうしてリスナーさんとラジオを通してコミュニケーションが取れるって生放送ならではですよね。収録ならこうはいかない。
また、1時間の放送の中で、15分間の僕のコーナーもあるんです。それが『加藤健一のHeart Of One ~心のバリアフリー~』毎週、心のバリアフリーをテーマに、誰もが住みよい地域を目指してワクワクするバリアフリー情報をお届けしています。
なぜ、遠く淡路島のまちこさんが聴いてくれるようになったのかと言うと、昨年11月15日(木)にゲスト出演してくれた短パン社長の放送がきっかけ。短パン社長とのラジオ本当に楽しかったーー!!ブログにも紹介していただきました。
そして、その時スタジオに一緒に来てくれたあやっちもTwitterで紹介してくれました。ラジオ内で映画ボヘミアンラプソディを紹介してくれた、短パン社長。まだ、映画を観てないという小川さんに一言。あとオレここやっとくわ!!小川さん映画観て来ていいよって笑笑
また、ゲスト出演してほしいなぁ。短パン社長ほんと最高でした!
バリアは自分の心の中にある
ラジオで、心のバリアフリーについて考えるコーナー。心のバリアフリーってそんなに難しいことじゃないんです。それをラジオに乗せてお伝えしています。
そして最近では、多くの場所で使われたり、聞くようになった「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という言葉。辞書で調べてみると
バリアフリーとは障害者や高齢者が生活していく際の障害を取り除き、誰もが暮らしやすい社会環境を整備するという考え方のことをいう。
ユニバーサルデザインとは、文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、障害の有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことである。
バリアフリーって言葉は聞いたことあるけど、何となく知ってるようで知らない。障害は十人十色。それぞれが、考えていることや思っていることは違う。それは、健常者も障害者も同じこと。
例えば、4〜5人ぐらいのグループを作って、それぞれの違いを考えると、こんな風に沢山の違いを見つけることができる。
国籍、性別、年齢、髪の毛の色、利き手、名前、趣味、年齢、出身地、障害、言語…etc
でも、逆にグループ全員が同じところを見つけてと言われても、これほど多くの答えは返ってこない。そもそも、僕たちは同じところを見つけることが難しいくらいみんな違うということ。
だから、知らないことが多過ぎて、分からないことが多過ぎて、時に溝ができたりするのだと思う。
そして、知らず知らずのうちに、みんなの中にある心のバリア。これもその一つかもしれない。
でも、ちょっと考えてみると、これって知らないことが沢山あるからこそ起こること。
知ることから全ては、はじまる。
淡路島でオルフェウスというお洋服屋さんを経営するまちこさん。
お洋服が大好きでオシャレが大好きで、周りも人もステキにしたい!笑顔にしたいー!そんなことに喜びをみつけるまちこさんのブログはこちら
そんな僕のラジオを聴いてくれて、こんなブログを書いてくれました。ホント嬉しかったー!!
知ろうとしなきゃずっとわからないまま。知ったら何か気づいた事を行動してみる。そんな事で自分の世界は変わっていく!バリアフリーにならないとね♪今日もまたメールしちゃったら知らない事を知るきっかけになりました。良かったら見てね♪
⇒ https://t.co/P8TBIO0LKT— まちこ♡お洋服大好きまちこのクローゼット (@machiko_orpheus) February 7, 2019
知らない事は知ろうとしなきゃ
ずっとわからないまま。
ほんと、その通りだなぁと思う。日本にいる車椅子利用者は、およそ200万人以上いると言われている。日本で数多くいる名字の佐藤さんは約189万人。僕達は街の中で1日に数名数十名の佐藤さんと必ずすれ違っている。でも、同じだけいるはずの車椅子ユーザーとは、ほとんどすれ違わない。
それだけ、引きこもりがちになっていたり、決まった場所での生活になっているから。外で多く見かける機会が少ないということ。
そんな方々が、外出する機会が増えたらもっと障害についての理解が深まるはず。それは、出会うことや触れ合う機会が自然と増えるから。
例えば、外出するきっかけが新しい服を買うことだったり。
洋服には、まだまだ人を元気にするチカラがあるから。
新しい服を買ったら、その服を着て外に出たくなったり、なんかワクワクするよね?それは、障害者とか健常者とか関係なく誰もが同じだと思う。
でも、障害を理由に諦めてしまっている人がいるということ。自分が着たい洋服より、着やすい服や履きやすいものに変わってしまうという現実もある。
みんなが利用しやすい工夫。
お洋服を選ぶ際に、ほとんどの方が利用するフィッティングルーム。でも、フィッティングルームって、お店のお全体の面積に応じて数や広さも決まることが多い。そして、入口のドアの幅や室内が狭かったり。
でも、もしこんなお洋服屋さんがあったら。車椅子とか関係なく行ってみたくなるかも。
例えば、車椅子の大きさはJIS規格というものでサイズが分かれていて、手動式の場合は、大、中、小とそれぞれの大きさがあり、その他にも電動車椅子など様々なタイプがある。
また、法律により通行幅は80㎝以上確保することって決まりもあったりするのです。
こうしたことから、お洋服屋さんの場合、通路幅が80㎝以上確保できているかどうか、また、フィッティングルームのドアを開けた際に、80㎝以上あれば手動式の車椅子のまま中に入ることができる。そして室内も最低120㎝以上確保できていること。更に可能であれば、旋回するスペースとして150㎝以上あれば望ましい。でも、これを知らない方が多い。よくあるのが中は広いけど入口のドアの開口だけが狭くて車椅子で入れないとか。すごく勿体無いなぁって思うことが多い。これは、知らないことが大きく要因しているってこと。
車椅子のまま、フィッティングルームの中に入ることができて、ドアを閉めることができ、更に着替えができるスペースが確保されてあること。
そして、着替える際に便利なのがベンチ。
ベンチがあると、例えば150㎝以上確保できないフィッティングルームでも車椅子からフィッティングルーム内に置いたベンチに乗り移れば利用可能な人も。
車椅子に座ったまま着替えるのは大変だったり、特にズボンを履く時など。そこで、ベンチに乗り移ることができれば、ここで着替えた方がラクだったりする。着替える際に介助が必要な方もベンチがあれば介助もしやすい。
そして、ベンチを選ぶ際には椅子の高さが重要。43~45㎝程度が一番使いやすい。これは、車椅子の座面の高さに合わせたサイズだから。
このサイズなら、車椅子から乗り移りがしやすい。フィッティングルームを利用する際に、「こちらのベンチありますけどご利用になりますか?」とお店の店員さんに言われたら、車椅子ユーザーのほとんどの方が、おおーーーー!!分かってらっしゃる!!となるはず笑
こちらは、オススメです。
車椅子利用の場合幅と、もう一つ重要になるのが高さ。洋服が置いてある棚が見やすい位置にあるか?車椅子からは届きにくいところにハンガーはないか?など、高さを確認することも大事です。しかし、これを全て低くする訳にはいきませんね。
ワンピースなどの長い洋服を掛ける場所は低くできないものもある。
そんな時に大事になるのがお声かけ。
『お手伝いすることがあれば遠慮なくどうぞ』
とか
『何かお手伝いしましょうか?』
こんな風に笑顔で優しい言葉をかけてもらえたら嬉しい。
一番大事なのは、自分にできることから無理のない範囲で始めること。
知ることから始める。
知ったら何かしてみる
気づいた事を行動してみる。
そんな事で自分の世界は変わっていく。
特別なことではなく、これが当たり前の日常になること。そしたら、障害の有無に関わらず誰もが住みよい社会や街に繋がっていく。
ひとりのハートが世界を変えれる。
心のバリアフリー
思いを寄せる
まずは心・気持ちから変わっていくと
せっかく知る事が出来たんだから
小さくてもまずは何か出来るかも
ひと事じゃなくて自分ごとで考えてみよう
僕のラジオから、そんな風に思ってもらえたことがとっても嬉しかったから。淡路島にも心のバリアフリーが広がったかなーーーー!!まちこさんありがとうございます☆
また、今日から沢山発信していきます!
バリアフリーの改修に関することは、ブログでは、伝えきれない細かいことが沢山あります。場所やお店の形状によっては、違う方が使いやすい場合などもあります。健常者と障害者の両方の視点から、旅館施設やホテル、飲食店や美容室など様々な場所でバリアフリー改修のアドバイスや提案をするお仕事もしています。
ちょっとした工夫でできる低コストで対応可能なバリアフリーから本格的なものまで、ご希望に合わせてサポート致します。まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。
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