twitterで反響が大きかったので、改めてブログにも書きます。
一人でも多くの方に届きますように。
僕は車が大好きで、仕事やドライブなど車で出掛けることも多い。そんな僕は筋ジスの為日常的に車椅子を利用して生活しています。
車椅子で出掛ける際に、様々な場所で困ることがあります。困るというか、こうなったらもっと、みんなにとって便利になるよねって思うことがある。でも、それはあまり知られていないことが多い。
知らないを知る
人材不足などから増え続けるセルフGS。一番困るのは、一人で外出時の給油。僕は車椅子利用で乗り降りも給油も困難。呼び出しボタンも運転席から届かないこともある。もし車から降りれず、身振り手振りで合図を送っていたら、僕のような車椅子利用者かもしれません。気が付いたらサポートお願いします。 pic.twitter.com/BCOdQ04FUY
— 空飛ぶ車椅子社長 加藤健一 山形県 (@kenbo_yamagata) July 9, 2019
例えば、セルフのガソリンスタンド。今は人材不足や人件費削減などから増え続けるサービスの一つ。
時代のニーズに合わせた、セルフGSの普及はとても良いと思う。でも、考えなければならないことは利用する方は健常者の方ばかりではないということ。
ひとりは高齢者かもしれない。ひとりは妊婦さんかもしれない。ひとりは低身長の方かもしれない。ひとりは車椅子利用者かもしれない。僕たちの暮らす社会には多様な方がいるということ。その方々も含めて利用できる環境や設備やサービスが整っているのかどうか。
セルフGSは、フルサービスと比べ安いし、24時間利用可能な場合も多いし、僕も利用可能であれば、利用したい気持ちはある。しかし、現状1人で利用する事は困難である。
“利用したいけど、利用できない。”
だから、日頃は日中フルサービスを利用し給油をするように心掛けている。
車椅子利用の僕が一番困るのは、1人で外出している時。しかも、フルサービスの営業が終了した後に、燃料が少ない事に気が付いて給油が必要な時。2人以上で外出した際は一緒にいる人に給油をお願いすれば大丈夫。でも、必ずしも2人以上で居るとは限らない。もちろん、1人で外出しなければならない時もある。
どんな事に困るのかというと、具体的には僕は車椅子を利用していて、乗り降りの際車椅子を降ろしてもらう必要がある。1人では車から車椅子に乗ることも給油も困難。なんとか自力で降りれたとしても、給油の際は、給油口側と計量器との間を車椅子が通れるように1m程、スペースを確保しなければならない。給油ノズルも遠くなるので、その分ノズルが重くなることもある。
カードや現金の挿入口も、車椅子からは届かない場合もある。タッチパネルのボタンも押せなかったり、画面の表示が見えにくかったり。
更には、呼び出しボタンも運転席から届かないこともある。僕の車は給油口は左側なので、棒で押すにしても2mぐらいの長い棒が必要。しかも、ボタンを押せたとしても夜間は警備員さんのみの対応なので、手伝えないと断られたこともあった。
もし、セルフGSを利用してる時に、車から降りれず、身振り手振りで合図を送っていたら、クラクションを鳴らして、すみませんって叫んでいたら、僕のように、何かしらの理由で一人では給油が困難な方かもしれません。もし気が付いたらサポートをお願いします。